月次アーカイブ: 7月 2017

冬場、室内の暖房効率を上げるためには、窓や出入り口から熱が出入りしないようにすることが重要です。倉敷市で石材店で繁盛している我が家でもそうなのですが、現代の住宅においてはそもそも密閉性に優れていますし、建築時に壁の中に断熱材が敷き詰められているので、屋外の冷気が壁を伝って室内には入りにくい構造となっています。しかし、窓の部分にはもちろん断熱材はありません。窓ガラスを閉じていても、ガラスを伝って外の冷気が入り込んだり、あるいは室内の暖房熱が出て行ったりします。そこで室内に熱を保つために有効なのが、厚手のカーテンを使うこと。窓から出て行ってしまいがちな室内の暖房熱を、ある程度はカーテンで遮断することができます。しかしここで注意したいのは、厚手のカーテンを使うとその窓で結露が発生しやすくなるのです。室内の暖房熱を「カーテンと窓ガラスの間の狭い空間」に閉じ込めてしまうことになるので、その「狭い空間」と屋外の冷気との間に温度差が発生。室内側に結露が生じやすくなるのです。厚手のカーテンを使う際には、空気をこまめに入れ替えたり、窓を拭き掃除したり、料理など室内で水気を発生させすぎないよう注意が必要でしょう。