室内の塗装を行う際の材料について

部屋の内装を考えたときに、大きくイメージを変えることができるのが壁の塗り替えです。壁塗りの材料は主に4種類に大別することができ、それぞれに特徴があります。

漆喰は調湿性や消臭性、耐火性、断熱性などに優れています。塗る際には、やわらかくさらりとした特性から、やや塗り付けにくさはありますが、伸ばしやすい反面、きっちりと仕上げるのはアマチュアでは難しくなります。基本は白ですが、顔料などを混ぜて色を付けることもできます。

珪藻土は調湿性、消臭性、耐火性、断熱性、有害物質吸収分解性などを持っています。比較的塗り付けやすいのですが、固めるための成分やその配合比率が製品ごとに異なるため、それによって塗りやすさが変わってきます。
合成樹脂は4種類の中でもっとも塗り付けやすい材料です。様々なパターンを仕上げで演出することもできますが、時間がかかると固化しやすくなります。

ホワイトセメントはコストの安さに特徴があります。保水材を入れることで伸ばしやすさや塗り付けやすさに変化をつけられるほか、基本は白なので顔料を混ぜて好きな色を作ることができます。